Amazonの危険物商品を調べていると、「安全データシート(SDS)」ってのがやたらとでてくるよな。
安全データシートは、まぁ「危険物の取扱説明書」だ。どうやって保管したらいいのか、輸送方法はどうしたらいいのか、廃棄するときの注意事項がまとめられている書類だ。
これ、危険物をFBA発送で出品するときに、Amazonから提出を求められることがあるぞ。そして、安全データシートについてAmazonのルールが6つある。
Amazonに求められたら、6ルールをクリアした安全データシートを探してださないといけない。でも大丈夫!安全データシートは、メーカーで用意されているし、メーカーでなければ仕入れ先に確認してみればいいぞ。
ということで、この記事では「安全データシート」とは?ということから、Amazonの6ルールまでまとめていくぜ。よし、いくぞ!
目次
安全データシートとは?保管、輸送、廃棄など危険物商品の取扱説明書。
まず「安全データシート」は何なのか?
というと、Amazonいわく、
安全データシートは、製品に含まれる化学物質の持つ危険性を示すために用いられます。
ということ。
- この商品にどんな成分が入ってて、どういう使い方をしたら危ないのか。
- 商品を保管するときはどうしたらいいのか?
- 商品の輸送時に注意事項
といったことが書かれている。まぁ、安全データシートは「危険物商品のための取扱説明書」だな。
安全データシートは、「SDS」とも呼ばれているぞ。SDSは、Safety Data Sheetの頭文字をとった略称だな。
平成23年までは「化学物質等安全データシート(MSDS:Material Safety Data Sheet)」って名称だったんだ。
「SDS」や「化学物質等安全データシート」、「MSDS」は、全部『安全データシート』のことだからな!
FBA倉庫スタッフさん、配送スタッフさんの安全を守るために必要なもの!
じゃあどうして、Amazonで危険物商品を出品するときに、安全データシートが必要なのか?
というと・・・それは危険物を購入者さんのため、というよりは「危険物を扱うスタッフさん」のためなんだ。
Amazonは日本の法令で、「取り扱い」「保管」「輸送」「廃棄」の特別な処理が義務づけられている。
そして、保管するとき、梱包するとき、廃棄するとき、危険物を扱うFBA倉庫スタッフさん。また、危険物商品をお客さんの元に届けてくれる配送業者、配送スタッフさん。
危険物に関わるスタッフさんの安全を守るために、危険物の情報がまとめられた安全データシートが必要なんだ。
なので、安全データシートは、「FBA発送する危険物商品」で必要なものになる!※逆にいうと、「自己発送する危険物商品」では用意しなくてもいいものだな。
AmazonにFBAで危険物を出品する。「安全データシート」提出の6ルール!
FBA発送する危険物で、Amazonに安全データシートを提出する6つのルールはこちら!
ルールその1、商品登録時に、安全データシートを提出すること。
商品登録するときのほかにも、Amazonから提出を求められた場合や過去の安全データシートが期限切れなど有効ではない場合も、安全データシートの提出が必要になるぞ。
ルールその2、安全データシートと商品登録情報が一致すること。
安全データシート、商品本体、商品カタログで、商品名やメーカー情報などすべてが一致するようにするんだ。
ルールその3、安全データシートは過去5年以内に発行か、改定されていること。
過去5年以内に発行か改定されていない場合は、提出しても安全データシートが無効になるぞ。発行日や改定日を確認しよう!
ルールその4、安全データシートの言語は、日本語か、英語で提供すること。
安全データシートの言語のほかには、安全データシートには販売する国(日本)の規制や基準に関する情報も記載されている必要がある。
ルールその5、安全データシートの情報は、商品情報を矛盾しないこと。
安全データシートは、提供された情報を基に判定が可能な場合のみ有効になるんだ。矛盾した情報がある場合には無効となる可能性があるぞ。
安全データシートに矛盾する情報が書かれている場合には、安全データシートの発行元と矛盾内容の修正依頼をしてみよう。
ルールその6、提供する書類は「安全データシート」であることを確認!
安全データシート以外の書類は無効になるぞ。嘘みたいな話だけど、安全データシートの提出を求められているのに、代わりに「証明書」や「試験報告書」を提出する人もいるんだ。
Amazonの「安全データシート」提出6ルールは以上!
危険物商品の安全データシートは「メーカーHP」から入手できる!
安全データシートは、商品登録するとき、有効期限切れなど、Amazonから提出を求められたら速やかに提出しよう。
逆にいうと「安全データシートを提出しないと、FBA納品できない。」ってことだからな。
安全データシートの入手方法は、まず「メーカーのホームページ」を探してみること!
メーカーのホームページに安全データシートがなければ、次に「仕入れ先」に問い合わせてみること!
仕入れ先にも安全データシートがなければ、次に「メーカー」に問い合わせてみること!
- 「メーカーHP」で確認。
- 「仕入れ先」に確認
- 「メーカー」に確認
安全データシートの入手方法は、この順番で探すと見つかるぞ。
大体、商品のメーカーHPにリンクが貼られているから大丈夫だ。でもサイトになければ、メーカーや仕入れ先に直接、聞いてみてもいい。
安全データシートは、「メーカー」や「安全データシート作成業者(SDS作成業者)」が作成するもの。
だから安全データシートがなくても、自分で作るようなことはしなくていい!これは安心してくれ。
「どこにもない。メーカーも、仕入れ先も、安全データシートはない。」って言われたら、まずは『メーカー』に安全データシートの作成を頼んでみよう。
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