特約交渉は「いっぱい荷物を送るから、配送料金の単価を少し安くしてもらえませんか?」とお願いするものだ。
だからといって、発送量だけを言ってもだめ。
- 発送プランは何で送るのか?
- 1か月で、1年でどのくらい送るのか?
- 店舗に「持込」か?ドライバーの「集荷」か?
ということまで細かくお伝えして、『配送会社にとって、面倒や不利益はかけない』ことをわかってもらう必要がある。
「でも・・・荷物が増えるのに面倒じゃないの?不利益かけないってことは利益をだすってこと?うーん、どう言えばいいんだ・・・。」って思う無理はない。
そこでこの記事では、特約の交渉で何をどう言えばいいのか?を詳しく解説していく。よし、いくぞ!
目次
特約交渉のポイント1.年間でどのくらい送るのか?配送会社に発送個数を伝える。
特約契約の交渉ポイントその1.月間(1か月)で何個くらい送るのか、年間(1年)で何個くらい送るのか、発送個数・発送量を伝える。
まず「自分がネットで販売していること」を配送会社に伝える。
ネットでと言えば、ピンとこなかったり隠しているようにも聞こえる人もいるから、「Amazonで販売している」の方がわかりやすいな。
で、次にどのくらい発送しているのか?の話をするんだぞ。いきなり「何個送ります!」って言われてもビックリしちゃうだろ?だからまずは販売者ということをわかってもらうんだ。
で、「合計何個発送します。」というよりは、
- ゆうメールで何通
- ゆうパケットで何個
- ゆうパックで何個
と、細かく発送プランごとに量をまとめておくこと。
ゆうメールとゆうパックでは、同じ200個でも送料や配送の手間が全然違うからな。
重さ | 150g | 250g | 500g | 1kg |
料金 | 180円 | 215円 | 310円 | 360円 |
ゆうメールは、ポストに投函タイプだから、不在で再配達になることがない。そして180円~360円と低価格帯だ。
大きさ | 60サイズ | 80サイズ | 100サイズ | 120サイズ | 140サイズ | 160サイズ | 170サイズ |
料金 | 870円 | 1,100円 | 1,330円 | 1,590円 | 1,830円 | 2,060円 | 2,410円 |
ゆうパックは、直接手渡しだから、不在だと再配達になる。料金も安くて800円くらい、高くて2,500円程度もかかる。
2,000円以上も差がでるんだから、ゆうメールとゆうパックは、一緒に考えたらだめなんだ。まとめて200個とかいっても、ゆうメール190個、ゆうパック10個、とかだと割合がおかしいだろ。
だから「(郵便局の場合)ゆうメール何個、ゆうパケット何個、ゆうパック何個」というふうに、発送プランごとに何でどのくらい送るのか?をまとめておくんだぞ。
特約交渉のポイント2.「持込」か「集荷」か希望を事前に考えておく。
特約契約の交渉ポイントその2.「持込」と「集荷」をどちらにするか?
持込なら100個以上、集荷なら200個以上、というように持込と集荷では、特約条件の発送個数が大きく変わることがある。
「できれば集荷がいい。でも持込100個で特約20%オフになるなら持込もあり。」とか
「ダンボールは大きいし重いし、車を持ってないから集荷じゃないと無理。」とか
きみにだって希望があるだろう。なので、
- 持込希望なのか。
- 集荷希望なのか。
- 集荷希望だけど、個数や割引率によっては持込でもいいのか。
事前に考えておくと心の準備ができるぞ。
その上で、【持込】は、ぜひとも伝えておきたいポイント!
集荷する手間がなくなり、ただ送るだけになるから、配送会社にとってはすごく楽なんだ。持込に対して料金の割引があるくらいだからな。
特約するときも集荷の半分で契約できる配送業者もあるから、【持込】は契約のハードルが低くなるぞ。
集荷の場合は、できれば集荷場所を決めておくことも特約成立の秘訣だ。
集荷に行っても本人不在で2回目、3回目と集荷に行くのは、時間も労力もコストも、無駄でしかない。だから配送会社としては、再配達よりも再集荷の方が絶対に避けたいところ。
なので「物置に入れておく」「(戸建てなど)玄関の前にだしておく」など、集荷場所を決めておいて、1回の集荷で終わることを伝える。
(↑集荷場所を決めておけば、副業サラリーマンも楽ちん♪夜、発送作業して外に出しておけば、翌朝はそのまま出勤しても、帰ってきたら集荷しておいてくれるからな。)
また、毎週何曜日とか2日おき(3日に1回)とか、集荷のタイミングを決めておくのもおすすめ。
いつ集荷になるのかわからない連絡待ちよりも、毎週決まった曜日とかの方が配送会社も予定を立てやすい。
1日の配達が終わった帰りに集荷でいいとか最高だ。空っぽになったトラックに集荷した荷物を入れて帰れば、邪魔にならないし、店舗に戻るついでになるだろ。
朝や日中の集荷は、今日のこれから配達する荷物の手前に集荷した荷物を置くことになる。すると1日ずっと邪魔な存在だよな。そして場合によっては荷物を前後に入れ替えたり、手間が増える可能性もある。
そう考えたら、配送業者が特約なんてするわけがないわ。
電脳せどらーとしては「送料を安くしてほしい。」ってことが一番の願い(狙い)だよな。だったら配送会社が料金を値引きしても不利にならない。逆に値引きしても利益でるようにするのがコツだぞ。
特約交渉のポイント1の「発送個数について」と、特約交渉のポイント2の「持込か集荷か」は、特約の準備編でも似たようなことを解説しているぞ。よければ参考にしてみてな。
【FBA納品限定】特約交渉のポイント3.宛先はAmazon倉庫だけ。個人宅はなし。
特約契約の交渉ポイントその2.FBA納品は、宛先はAmazonの倉庫1か所のみ。個人宅への発送はないこと。これも特約に繋がる交渉内容だ。
個人宅の場合は、配達しても不在で再配達になることが多い。するとドライバーさんが2回、3回と配達する時間や労力、コストがかかる。
でもAmazonの倉庫なら、誰もいないことがない。必ず誰か受け取ってくれる!
再配達がないということは、それだけコストを抑えられる。なので多少値引きしてもらえる可能性が上がるよな。
さらにFBAは全国からAmazonに商品が送られる。ということは、Amazonの倉庫行きの荷物だけを積んだトラックがあってもおかしくない。
配送会社→Amazonの倉庫に直行!だから多方面のエリアを回ったり遠回りになることもない。むしろ高速道路に乗って最短距離も可能だよな。
- 配達先はアマゾンFC1か所。
- 宛先が同じだから、他の人の荷物(FBA納品分)と一緒に運べる。
- 配達しても不在で、2回目、3回目の再配達はない。
だったら、個人宅でかかってるコスト削減できた分、送料を割引しても配送会社の利益がでるだろ。これはFBA納品だけの特権だぜ!
そして「これからも発送量が増える」と思われることも重要。特約の契約を守れるし、発送量が増えてもFBA納品なら、あまり配送会社の負担にもならないからな。
「FBAってなに?」っていう電脳せどり初心者さんはこちら。FBAについて詳しく解説している記事だから読んでみてくれ。
特約交渉のポイントまとめ。自己発送は早めに特約契約をしよう!
いいか、特約交渉のポイントをまとめると、
- 年間(月間)の発送個数はどのくらいの量になるのか?
- 持込か集荷か、希望はどっちなのか?どっちでもいいのか?
- FBA納品は、Amazonの倉庫だけ。個人宅はなし。
この3つを最低限抑えておくんだ。
自己発送は、FBAパートナーキャリアを使えないし、まともに送っていたら損になることが多い。だから早めに特約契約をすることをおすすめだぞ。
年間発送個数や割引率、交渉場所、交渉の流れなど、特約契約に関する情報をまとめた記事があるぞ。
「これから特約契約をするから、いろいろ知りたい!」って電脳せどり初心者は、ぜひチェックしてみるといいぞ♪
FBA納品の場合は、「配達先がAmazonの倉庫1か所だけ」だから、ちょっと価格交渉してみてもいいかも。
でもあまりしつこくしないで、無理そうなら最初は「FBAパートナーキャリア」を使うことも考えよう。
FBAパートナーキャリアは、価格交渉なし!契約戸数なし!で、最大67%オフだぜ。
電脳せどり初心者のうちは、発送量が少ないから、FBAパートナーキャリアで頑張って実績作ってから、配送会社に特約の交渉をするといいぞ。
FBAパートナーキャリアは、詳しく解説しているページがあるんだ。配送会社で特約の話を聞く前に、一度読んで軽く頭に入れておこう。
「いや、まずそもそも【特約】ってなに?」っていうきみは、こちら!特約は特別運賃契約の略称だ。どういう契約なのか?ってことは、このページに詳しく書いてるぜ。
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