前回の記事では「FBAの魅力的ポイント」を4つ書いたよな。
→【前回記事】FBAの魅力はAmazonに商品を送ると後の作業を全部やってくれること!はこちら
FBAはすごくすごーくサービスが充実している。だけど・・・その分、FBAの料金もステキなお値段しているぞ。
商品ごとに絶対かかるFBAの費用ってのが、2つ。
- アマゾンの倉庫で商品を預かってもらう「在庫保管手数料」
- 梱包や発送などお客様にお届け準備をする「配送代行手数料」
その他にも、1年以上商品を保管してもらったときの追加料金や、商品を送り返してもらう料金、返品されたときの手数料に、納品したときにラベルが貼ってないなどの作業量などがあるんだ。
ただほとんどは、まず1年以内に商品が売れればいいことや、ラベルを貼っていればいいことなど、あまり支払うことのない費用だぞ。
なので、今回はFBAで出品して販売したら、必ず発生する最低限のFBA料金について解説していくぞ。それが「在庫保管手数料」と「配送代行手数料」だな。
そして、ここ重要なんだけど・・・はっきり言って、このページに書いているFBAの料金については覚える必要はない。
「ふーん、こんな感じで計算してるんだ。こういう仕組みになってるんだね!」っていう程度でOK。あとで必殺ツール「FBA料金シミュレーター」をご紹介するから安心してくれ。
まずはFBAの料金「在庫保管手数料」と「配送代行手数料」をみていこう。よし、いくぞ!
目次
Amazonの倉庫に商品を保管する料金「在庫保管手数料」
FBAの料金で絶対にかかるもの、1つめは「在庫保管手数料」だ。
在庫保管手数料は、アマゾンの倉庫に商品を保管しておく料金だぞ。倉庫や物置などの家賃だな。
アマゾンの倉庫に預けている全商品が対象になるんだな。そして商品1個に日割りの在庫保管手数料がかかって、1か月単位で支払っていくぞ。
まずAmazonカテゴリーと期間とサイズ、この3つで在庫保管手数料が変わるんだ。
Amazonカテゴリーは、「服&ファッション小物、シューズ&バッグの商品」か「それ(服&ファッション小物、シューズ&バッグ)以外の商品」か。
期間は、1月~9月か10月~12月か。
「服&ファッション小物、シューズ&バッグの商品」は、サイズが小型・標準サイズか大型・特大型サイズかでもまた変わってくるんだ。
ってことで、在庫保管手数料をAmazonカテゴリーごとにまとめてみたぞ。
服&ファッション小物、シューズ&バッグの商品の在庫保管手数料
1月~9月 | 3.10円 |
10月~12月 | 5.50円 |
服&ファッション小物、シューズ&バッグの商品の基本料金は、サイズは特に関係ない。期間(時期)によって3円か5円になるぞ。これを式に当てはめて計算するんだな。
基本料金x[商品サイズ(cm3)] /(10cm x 10cm x 10cm)x [保管日数]/[当月の日数]
で、でた答えが在庫保管手数料だぞ。
その他(服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外)の商品の在庫保管手数料
小型・標準サイズ | 大型・特大型サイズ | |
1月~9月 | 5.160円 | 4.370円 |
10月~12月 | 9.170円 | 7.760円 |
その他(服&ファッション小物、シューズ&バッグ以外)の商品の基本料金は、小型・標準サイズと大型・特大型サイズにわかれている。
小型・標準サイズで5円か9円。大型・特大型サイズで4円か7円だ。これを式に当てはめて計算するんだな。
基本料金x[商品サイズ(cm3)] /(10cm x 10cm x 10cm)x [保管日数]/[当月の日数]
で、でた答えが在庫保管手数料だぞ。
注文から出荷準備!梱包と発送をしてもらう「配送代行手数料」
FBAの料金で絶対にかかるもの、2つめは「配送代行手数料」だ。
配送代行手数料は、注文が入ったらお届けまでの準備をする料金だぞ。アマゾンの倉庫から商品を持ってきて、割れたり汚れたりしないように梱包して、Amazonのダンボールに詰める。そして発送する作業だな。
商品が売れるまではかからない。売れたときに支払うぞ。まぁ梱包材と送料だな。
配送代行手数料は、寸法(大きさ)と重量(重さ)で決まっているんだ。
寸法は、「小型サイズ」「標準サイズ」「大型サイズ」「特大型サイズ」で、Amazonが商品のサイズ区分として4つにわけているぞ。
そして重量はg(グラム)かkg(キログラム)で、サイズによって分けられているんだ。
ってことで、配送代行手数料を商品のサイズ区分ごとにまとめてみたぞ。
小型サイズのFBA配送代行手数料。
寸法 | 25cm×18cm×2cm以下 |
発送重量 | 250g以下 |
発送代行手数料 | 290円 |
小型サイズの商品は、小さくて軽いモノ。寸法や重量の種類も1つだけだ。
例えば、SDカードが小型サイズの290円で梱包・発送されるな。
標準サイズのFBA配送代行手数料。
標準サイズ1 | 標準サイズ2 | 標準サイズ3 | 標準サイズ4 | |
寸法 | 35cm×30cm×3.3cm以下 | 60cm以下 | 80cm以下 | 100cm以下 |
発送重量 | 1kg以下 | 2kg以下 | 5kg以下 | 9kg以下 |
発送代行手数料 | 381円 | 434円 | 514円 | 603円 |
標準サイズの商品は、片手で持てるような小さめや軽めなモノから、両手で持つような大きいものや重いモノまで、いろんな種類があるな。
例えば、デジタル温湿度計は標準サイズ1の381円で梱包・発送されるぞ。
大型サイズのFBA配送代行手数料。
大型サイズ1 | 大型サイズ2 | 大型サイズ3 | 大型サイズ4 | 大型サイズ5 | 大型サイズ6 | 大型サイズ7 | 大型サイズ8 | |
寸法 | 60cm以下 | 80cm以下 | 100cm以下 | 120cm以下 | 140cm以下 | 160cm以下 | 180cm以下 | 200cm以下 |
発送重量 | 2kg以下 | 5kg以下 | 10kg以下 | 15kg以下 | 20kg以下 | 25kg以下 | 30kg以下 | 40kg以下 |
発送代行手数料 | 589円 | 712円 | 815円 | 975円 | 1,020円 | 1,100円 | 1,532円 | 1,756円 |
大型サイズの商品は、両手で持てるモノから台車が必要になるくらい大きいモノや重いものだ。
例えば、リュックは大型サイズ3の815円、スーツケースは大型サイズ5の1,020円で梱包・発送されるぞ。
特大型サイズのFBA配送代行手数料。
特大型サイズ1 | 特大型サイズ2 | 特大型サイズ3 | 特大型サイズ4 | |
寸法 | 200cm以下 | 220cm以下 | 240cm以下 | 260cm以下 |
発送重量 | 50kg以下 | 50kg以下 | 50kg以下 | 50kg以下 |
発送代行手数料 | 2,755円 | 3,573円 | 4,496円 | 5,625円 |
特大型サイズの商品は、大きいモノや重いモノだな。
特大型サイズについては、FBAサービス対象外が5つあるぞ。
- マルチチャネルサービス(MCF)
- 商品ラベル貼付サービス
- FBA梱包サービス
- 商品のフルフィルメントセンター到着通知(受領開始と受領完了時の通知は通常どおり送信)
- 賞味/消費期限在庫レポート
初めのうちは、特大型サイズほどの大きさや重さのモノはあまり取り扱わない方がいいな。
その他のFBA料金は1年以上売れない商品や返品されたときの手数料など。
FBAの料金にはその他にも5種類あるぞ。
- 長期在庫保管手数料→1年(365日)以上、Amazonの倉庫に預けている商品の保管料金。
- FBA在庫の返送/所有権の放棄手数料→Amazonの倉庫から送り返してもらう料金。それと、Amazonに廃棄してもらう(捨ててもらう)料金。
- 購入者返品手数料→Amazonが返送料無料サービスにしてる商品(服&ファッション小物、シューズ&バッグ)について、30日以内に送料無料で返品されるときの料金。
- 在庫保管超過手数料→在庫保管制限を過ぎたときにかかる料金。
- 納品不備受領作業手数料→商品ラベルが貼り付けていなかったり、必要のないバーコードを隠していない商品にかかる納品作業料金。
FBAの料金には在庫保管手数料と配送代行手数料のほかにもまだまだたくさんあるんだ。
ただ、1年以上売れなかったり、返品されたときにかかる料金など、絶対かかる料金ではない。今回は電脳せどり初心者のための「FBAの料金」だから、今回は省略したぞ。
長期在庫保管手数料やFBA在庫の返送/所有権の放棄手数料は、早く売れて商品がなくなればいい話だしな。
それよりも「在庫保管手数料」と「配送代行手数料」は、必ずかかる費用だから商品の仕入れをするときに気を付けよう。
とはいえ、サイズとか重さとか、いちいちメンドクサイよな・・・。
なので、AmazonがFBAの料金を計算するプログラム「FBA料金シミュレーター」を作ってくれたぞ。
仕入れ価格などを入力するだけで、FBAの料金をシミュレーションしてくれるんだぜ。
FBA料金シミュレーターがあれば、はっきり言ってこのページに書かれているFBA料金なんか覚えてなくていいしな。
FBA料金シミュレーターについては、別のページで詳しく解説してるぜ。こっちでFBA料金シミュレーターの見方や使い方もわかるぞ。
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