危険物商品を発送するには、配送業者の選びも必要になってくるぞ。なんといっても、FBAパートナーキャリアが使えないしなぁ。
結論からいうと、ヤマト運輸、郵便局、佐川急便、どの配送業者も、
「毒薬・劇物類、引火性・発火性・爆発物などの危険物は空輸(飛行機)では運べない。だけど陸路(トラック)や船便であれば運べる。」
って感じだ。
届くまでの時間はかかるけど、危険物商品を送れないわけじゃない。しかもヤマト運輸や郵便局で送れるから、割引もできるぞ。
今日は、各配送業者の危険物への取り扱い(飛行機で送れないもの)をまとめていく。よし、いくぞ!
目次
【ヤマト運輸】宅急便で送れないもの13種類からAmazonの危険物は2種類。
出典元:ヤマト運輸
まずは「ヤマト運輸」の危険物について、宅急便で送れないものとして13種類。
この中で、おれたちにとって重要な「Amazonで危険物になるもの」は2種類だな。
- 毒物および劇物類
- 花火、灯油、ガスボンベ、シンナーなどの発火性、引火性、揮発性のある物品または火薬類
逆に言えば、「この13種類に含まれていないものは、ヤマト運輸から宅急便で送れる!」ってことだ。
化粧品や香水など人気商品の「引火性液体」は、宅急便で送れないものに含まれているんだよなぁ。
ヤマト運輸で、飛行機で送れないけど、トラックや船で送れるもの。
出典元:ヤマト運輸
ただ「飛行機」では送れないもの。だけど「トラック」や「船」でなら送れるものがある。
その飛行機では送れないけど、陸便や船便で送れるものが、この9種類。
- 火薬類
- 高圧ガス
- 引火性液体
- 可燃性物質
- 酸化性物質
- 毒物類
- 放射性物質
- 腐食性物質
- その他の有害物質
な、なななんと!Amazonで危険物に分類されるジャンルが勢ぞろいだ。
空輸(飛行機)よりは時間はかかるけれども・・・送れないわけじゃないんだな。
出典元:ヤマト運輸
しかも「ドライアイス」「リチウムイオン電池を内蔵した製品」、「GPSや電波は発信する機器」については、事前申告や適切な梱包方法で飛行機輸送できるんだ。
スマホやデジカメ、モバイルバッテリーなどは、Amazonの危険物だし、事前申請すればいいならヤマト運輸で送りたいよな!適切な梱包方法も教えてくれるなんて助かるぜ。
「航空機で輸送できないもの」PDFファイルを印刷して壁に貼っておこう!
出典元:ヤマト運輸
ヤマト運輸では、「航空機による輸送ができないもの」として、こういったPDFファイルも作ってくれているぞ。
「航空機による輸送ができないもの」はわかりやすいから、Amazonに危険物の出品してるなら、印刷して部屋に貼っておこう!
ヤマト運輸の発送プランについては、こっちのページに詳しく書いてあるぞ。やっぱりおれは、商品送るときはヤマト運輸だなぁ~。
【郵便局】ゆうパックで送れないもの7種類からAmazonの危険物は2種類。
出典元:郵便局
つぎに「郵便局」の危険物について、ゆうパックで送ることができないものは7種類。
この中で、おれたち電脳せどらーに関係する「Amazonで危険物になるもの」は2種類。
- 爆発性、発火性、その他の危険性のある物(詳しくはこちら。ただし、アルコール飲料については、ゆうパックに限りアルコール濃度70%まで取り扱うことができます。)
- 毒薬、劇薬、毒物及び劇物(官公署、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師又は毒劇物営業者が差し出すものを除きます。)
この7種類に含まれていないものは、ゆうパックで送れる。ってことにはなるけど・・・引火性液体を送れないし、ほぼ全滅だ。
「詳しくはこちら」のリンク先には、細かい成分なんかがまとめられていたぞ。
→「爆発性、発火性その他危険性のある物」の詳細リンク先はこちら
郵便局で、飛行機で送れないけど、トラックや船で送れるもの。
出典元:郵便局
いやでも郵便局も、飛行機では送れないけど、トラックや船でなら送れるものがある。それがこの9種類。
- 火薬類
- 高圧ガス
- 引火性液体
- 可燃性物質
- 酸化性物質類
- 毒物類
- 放射性物質
- 腐食性物質類
- その他の有害物件
うむ、見事にヤマト運輸と同じである!
トラックや船で運ぶことになるから、時間はかかるけど、ゆうパックなど郵便局からも送れるんだな。
郵便局の発送プランについて、詳しくは別の記事にまとめておいた!ここをチェックだ☆
【佐川急便】飛脚宅配便で送れないもの3種類が全部Amazonの危険物。
出典元:佐川急便
そして最後に「佐川急便」の危険物について、飛脚宅配便で送れないものだな。
- 火薬類・引火性・発火性のあるものその他危険物
- 毒物および劇物類
- バッテリー(※佐川急便指定の専用箱のみ可能)
ざっくり言って、3種類!全部、Amazonの危険物じゃないか!!!さ、佐川急便もだめかぁ。。。
「詳細はこちら」のリンク先ページには、危険物の成分や種類がもっと詳しく書いてあるぞ。
陸路(トラック配送)「飛脚宅配便」は危険物も送れる。
出典元:佐川急便
それと佐川急便は、陸路(トラック配送)を飛脚宅配便、空輸(飛行機輸送)を飛脚航空便と呼んでいる。念のため、それぞれの注意事項も合わせてみていくぞ。
まず、陸路「飛脚宅配便」で送れないものをみてみると、この1行だけ。
危険品、信書、貨幣および有価証券のお取り扱いはできません。
なのでAmazonの危険物も送れるぞ。
空輸(飛行機輸送)「飛脚航空便」で送れないもの。陸路ならOK◎
出典元:佐川急便
じゃあ、空輸「飛脚航空便」で送れないものは、商品ジャンルで18種類。
- 花火
- 化粧品
- 香水
- アロマオイル
- ライター
- 石油ストーブ
- 接着剤
- ペンキ
- スプレー
- ガスボンベ
- マッチ
- バッテリー
- ドライアイス
- エンジン
- 毒物類
- 鉄砲刀剣類
- 木炭
- その他
書き方はちょっと違うものの、内容的にはヤマト運輸や郵便局と同じようなものだな。
やっぱりAmazonで危険物になるものが当てはまるから、佐川急便も飛行機では送れないな。
引火性液体などの危険物は、佐川急便でも陸路や船便で送ろう!
郵便局の発送プランについて、詳しくは別の記事にまとめておいた!ここをチェックだ☆
エコムー便は佐川急便の危険物ルールが適用される。
格安宅配便の「エコムー便」の、配送業者は佐川急便だ。
なので送れる、送れないの危険物ルールは、佐川急便を参考にするといいぞ。
ちなみに、エコムー便としては、「危険物はエコムー便にお問い合わせをしたら、エコムー便から配送業者に配送可否の確認をしてくれる」ってQ&Aに書いてある。
エコムー便経由で佐川急便に、危険物のお問い合わせをして、返事がくるまでに時間がかかるだけ。そんなの時間の無駄だ。
よほど危険物の判断が難しい商品じゃない限りは、佐川急便の危険物を基準に考えよう。
危険物のFBA納品に「FBAパートナーキャリア」は使えない。
AmazonにFBA発送で危険物商品を出品する場合、「FBAパートナーキャリア」は使えないぞ。
通常商品と同じ感覚で、FBAパートナーキャリアの割引された送料で利益を考えていたら、大きな損失をだす可能性がある!
ヤマト運輸や郵便局、佐川急便など、自分で配送業者や送料を調べて発送することになるんだ。
もちろん、料金も発送のときに先払いだから、現金やクレジットカードを忘れないように気を付けよう。
まとめ
この記事では、配送業者ごとに危険物の取り扱いをまとめたぞ。
ヤマト運輸、郵便局、佐川急便の3社で共通していることは、「飛行機では運べないけど、トラックや船でなら運べる」ってことだ。
佐川急便は陸路(トラック配送)も運べない場合がある。っていう、ちょっとはっきりしない書き方だけど。
まぁ「飛行機NG、トラックOK」については、そもそもとしてAmazonの危険物がIATA(国際航空運送協会)の危険物だから、ほぼ一致するのも当たり前でもあるんだよな。
飛行機輸送にしても、トラック配送や船便にしても、「危険物」を運んでもらうんだから内容物(品名)は正直に書こう。特にFBA納品の場合は「危険物在中」ラベルを貼るから、隠し通せないぞ。
そして、はじめて送る危険物商品など、空輸で送れるか陸路での配送になるのか、わからないときは荷物の中身を伝えた上で空輸か陸路か聞いてみよう。
そもそも「Amazonの危険物」ってなに?っていう電脳せどり初心者さんは、この記事も参考になるぞ。IATAのことも書いてあるから、一度覗いてみよう!
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